ロッテがコンテンツビジネスに参入、キャラクターの魅力を活かして日本市場で売上高100億円を狙う。事業責任者に聞いた“勝ち筋”は
その他、9月11日~22日まで、いがらしみきお氏のコミックスを原作にした日本の人気テレビアニメ「ぼのぼの」のポップアップストア「Pop-up EP.1 : アンニョン! ぼのぼの 貝をさがしてね」を、韓国のロッテワールドモールにオープン。描き下ろしのイラストデザインを活用し、グッズやコラボカフェメニューなどを展開した。
日韓の共同開発においては、韓国で映画・ドラマの制作、配給及び映画館の運営を行うロッテカルチャーワークスにて、カンヌ国際シリーズフェスティバル招待作である日本の小説「紙の月」(原作:角田光代)を2023年にドラマ化、Netflixで配信されている。
韓国ロッテが持つ「アセット」は日本企業にとって魅力
まだ具体的な名称は出せないが、すでに複数のビッグプロジェクトが進行中であると山田氏は明かした。特にIPを保持する日本企業からの引き合いは強く、ロッテが持つ韓国のアセットが魅力的に映っているようだ。
┌────────── 日本側からは、韓国で漫画を実写化したい、韓国のモールなどでプロモーションをしたいといったご要望を多くいただいています。現状は韓国でのポップアップの開催にとどまっていますが、日本のIPを扱う常設店をオープンする可能性もあります。2025年は日韓国交正常化60周年の節目でもありますし、日韓のハイブリッド企業であるロッテが、事業を通して両国の文化の橋渡し役となれたら嬉しいです(山田氏) └──────────
日本においてK-POPやドラマをはじめとした韓国カルチャーは若年層を中心に人気を集める一方、韓国でも日本のアニメやキャラクターは人気が高い。 ┌────────── 日本でも大人気の『鬼滅の刃』や『SPY×FAMILY』、『クレヨンしんちゃん』などは韓国でもファンが非常に多いです。ただ、日本とは受け止められ方が若干異なる印象があり、私の個人的な感覚では、『ぼのぼの』や『クレヨンしんちゃん』はお子さんより大人の方に好まれている印象があります(堀江氏) └──────────