愛知→オハイオ連戦 西村優菜はタフなスケジュールに負けず
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(18日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72) 【画像】勝みなみが楽しみにしていること 「アメリカのスーパーって、楽しくないですか?」。西村優菜が米ツアーに参戦して2年目、日本の何倍も大きい米国のスーパーマーケットでの買い物は、ちょっとした楽しみのひとつなった。今週は、オハイオ州発祥のスーパー「クローガー」が大会の冠スポンサー。「母と、クローガーに行ってみようと話していました」と、お気に入りのヨーグルト「Chobani」やプロシュートを求めてスーパーに行くのもすっかり慣れた。 ただ、米国での時間が長くなれば恋しくなるのは日本食。「こっちに来ると、寿司食べたいー!ってなります」と、9月1日に「FM選手権」を終えて帰国したときは、たっぷり日本食を楽しんで英気を養った。
「けっこうバタバタしていたんですけど、家で何日かはゆっくりできました」と、1週間のオフを挟んで前週は国内ツアー「住友生命レディス東海クラシック」に参戦。40位で大会を終えると、16日(月)の飛行機で移動して米国に戻ってきた。時差ボケで重い体を引きずりながら、開幕前日は午前7時40分からプロアマ9ホールをプレー。「TPCってメンズゴルフのコースっていう感じ」と距離が長く傾斜がきついグリーンに息をつきながら、タフなスケジュールに負けず最終調整を行った。 今週はグリーンを狙うショットでウッドを持たされる場面が多い。グリーンは奥行きが狭いためロングゲームで「やっぱり距離が欲しくなる」。パワーより精度で勝負してきた西村には、少し厳しい戦いになりそうだ。「ショットがいまいち良くなくて、試合で自信をもって振れていない」と試行錯誤を続けてきたが、徐々に上向いてきた感触はある。7月「Danaオープン」から5試合予選落ちが続いたが、前週は最終日までプレー。「きょうのプロアマでは良い感じで振れている。どれだけ試合で自分のスイングができるかだと思います」と話した。 現在年間ポイントランクは62位。「最終戦まで行きたい」と、ランキング上位60人が出場できる「CMEグループツアー選手権」(11月21日~24日/ティブロンGCゴールドコース)への出場がモチベーションになっている。「シーズンが始まる前に、今年は優勝という目標を立てた。残り9試合しっかり諦めずに頑張りたい」と、まずは6試合ぶりの米国での予選通過を目指す。(オハイオ州メインビル/谷口愛純)