日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文3)授業料に手を付けることがないよう、最大限の努力を
近い将来、どういう方法がベストかが決まってくる
熊谷:調査チームの弁護士の熊谷ですが、私の与えられている立場というのは、第1起訴された背任事件、それから第2起訴の背任事件の事実関係を調査して、そして最終報告書においてそれらの原因、責任の有無、再発防止策、これを述べるということが与えられている任務でありますので、その範囲内で申し上げますと、今のご質問については第1事件、第2事件の事実関係をまず確定させた上で、それの原因をきちんと究明していく中で、どうしてそういうことが起きたのか、誰に責任があり、どうしたら再発防止ができるのかということをきちんと報告を最終報告書でさせていただく中で、この田中体制の影響力を排除するためにはどういうことが必要かがおのずと定まってくるものと考えておりますし、先ほど理事長先生がおっしゃった、日大再生会議で有識者の先生方のご意見が出てくると思いますので、そういったことと併せて、近い将来、どういう方法がベストかが決まってくるものだというふうに考えております。 2点目は私から。 加藤:そうですね。よろしくお願いします。
証言の食い違いがあったと言ったことはない
熊谷:それから、脱税事件についてのご質問がありましたが、私自身が先ほど証言の食い違いがあったと申し上げたことはありません。現在の調査チームの体制で調べているのは、あくまでも背任事件、2つの背任事件についてでありまして、脱税事件、所得税法違反の事件については直接の調査対象には入っておりません。 もちろん、所得税法違反の内容とされているものと背任とまったく関係がないわけではないので、ある程度の事実関係を把握はしておりますが、まだ逮捕されて起訴もされていない、まだ第1勾留の最中だと思いますが、そういう段階で事実関係について何か申し上げると、捜査との関係でやはり問題が出てきますので、それについては今は申し上げることは控えたいと思います。 司会:それでは次の方からご質問いただきたいと思います。それでは一番向こうの列の今、手をあげている方ですね。