「今日はゴミ出ししてくれないのね」 夫がやる気を失う、妻のNG発言
夫が率先して家のことをやってくれない...共働き世帯が増え、夫婦間の家事育児のバランスは昔と比べて変化したとは言え、このような悩みを抱く女性が後を絶たないのが現状です。夫自身に問題点を直視してもらい、変わらなければならないと自覚をさせるには? そんな疑問に「ダメ夫」を「神夫」に変えた夫婦問題カウンセラーの河村陽子氏が、「夫婦関係修復メソッド」でお答えします。 ※本稿は、河村陽子著『うちの夫を「神夫」に変える方法』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
居心地が「いい場所」と「悪い場所」を比較する
男性って自分の居場所を求めるものです。ただ、ある程度、自宅にいる時間が長い女性の場合は"居場所感覚"が自然と生まれますが、ウィークデイは仕事で外に出ている男性の場合は居場所、すなわち定位置の感覚を家の中に得にくいんですよね。 仕事を終えて帰宅すれば、居心地のいい場所が欲しいのは当然です。夫婦関係に悩むクライアントさんに私がよくアドバイスするのは、状況的に可能なら夫の部屋を設けてください、ということです。 スペース的に難しければ、定位置だけでもセッティングしてくださいね、とお伝えしています。 一人掛けのソファでもいいし、小さなラグを敷いて何段階かにリクライニングできる座り心地のいい座椅子を置いてあげてもOK。外で戦ってきた夫がダラ~ッとくつろげる場所を用意してほしいのです。そしてそこはいつもキレイにしておく。テレビのリモコンやゲームのコントローラー、愛用の耳かきなどを小さなカゴにまとめて傍らに置いておくのもいいですね。 リビングにソファがあっても、夫が帰宅したら妻と子どもがそこを占領してテレビを見ているという状態だと、夫はどこにいていいかわからず、「なんか居心地の悪い家だなあ」と思うようになります。これ、しっくりいっていない夫婦仲をなおさら悪化させます! 夫の定位置を決めたら、少なくとも夫が帰宅する時間には誰かがそこにいるということがないようにしましょうね。清潔で心地よく過ごせる場所があると、夫にとって家は「帰ってきたいところ」になります。