雨の日は危険がいっぱい! 梅雨にバイクで安全に走るための注意点とは?
ヘルメットは撥水コーティングや曇り止めが効果的
雨の日に安全な走行をするためには、身に着けるアイテムにも注意したいですね。まずは、ヘルメットのシールド。雨の日は、かなり視界も悪くなるため、前方ができるだけ見やすくなるような工夫やメンテナンスを事前にやっておきましょう。 例えば、シールドの表面に撥水コーティングなどを施せば、水滴をはじくことで視界を確保しやすくなります。バイクには、クルマのフロントウインドウのようにワイパーがないので、これはかなり有効だといえます。 また、雨の日は、シールドの内側が曇りやすいもの。そのため、曇り止めスプレーなどを使うことも効果があります。最近は、ピンロックシートなど、シールドの内側に装着することで曇りを抑えるアイテムも各ヘルメットメーカーなどから販売されています。 筆者も愛用していますが、雨の日はもちろん、冬場の寒い日なども曇りがほぼ出ないため、一年中装着できることで重宝しています。 なお、筆者のように、メガネをかけているライダーは、シールドは曇らなくても、メガネが曇ってしまうこともあります。そのため、メガネ自体に曇り止めのスプレーなどを施すことも有効ですね。 あと、ヘルメットを脱いでいた時、急な雨により髪が濡れてしまったら、そのままヘルメットを被ると、やはりシールドが曇りやすくなります。そうした場合は、乾いたタオルなどで髪を一度拭き、水分をある程度除いてからヘルメットを装着するほうが曇りがでにくいですね。 ほかにも、レインウェアは、メーカーのサイズ設定などにもよりますが、ワンサイズ上など、ちょっと大きめを選んだ方がいいでしょう。ツーリング先で急に雨が降ってきたときなど、ライディングウェアの上から着ることも多いからです。 また、長年使って防水効果がなくなってしまったレインウェアは、できれば新しいモノに買い替えたいもの。雨の中を走行していて、内側の服が濡れてしまうと、体温を奪われてしまい、疲労しやすくなります。特に、ツーリング時は集中力がなくなり、危険でさえあります。 ほかにも、雨用のグローブやブーツカバーを使うなど、とにかく、雨の走行では、できるだけ体が濡れないようなアイテムを使ったり、工夫をすることが大切なのです。 *写真はすべてイメージです
平塚直樹