職場で「旅行に行かないの?」と聞かれます。家でゆっくりするのが好きなのですが、みんな旅行に行っているのですか?旅行にはどれくらいの金額をかけているのですか?
年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休を利用して、旅行をしようと計画を立てる人は多いでしょう。しかし、休日は旅行に行かずに、自宅でゆっくりと過ごしたいと考える人もいます。 そこで本記事では、日本人の平均的な旅行回数と、1回の旅行にかける金額などについて紹介します。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、国内旅行者数が増加傾向にあるなか、旅行計画に悩んでいる人は参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
日本人の平均的な旅行回数と消費額は?
日本人の平均的な旅行回数は1年に何回くらいなのでしょうか。国土交通省「官公庁の旅行・観光消費動向調査」をもとに、1回の消費額と年間の旅行回数について見ていきましょう。 ■国内旅行をする人が増加傾向にある 国土交通省の「官公庁の旅行・観光消費動向調査」によると、2024年7~9月における日本人国内延べ旅行者数は1億5411万人でした。前年同時期の調査と比べると8.9%増加しています。また、うち宿泊旅行者は8554万人おり、昨年と比べると5.2%増加という結果でした。 このように、新型コロナウイルス感染症の感染症法における位置づけが5類感染症に引き下げられてから、国内旅行をする人が増加傾向にあることが分かります。 公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書2024」によると、日本人の余暇活動の参加人口は国内観光旅行が4740万人と1位でした。しかし、一方で動画鑑賞や読書などの在宅レジャーも上位にあり、旅行を楽しむ人もいれば自宅でできることを楽しむ人も多くいるようです。 ■1人1回あたりの支出はいくらくらい? 国土交通省「官公庁の旅行・観光消費動向調査」によると、2024年7~9月における日本人国内旅行の1人1回あたりの旅行支出額は4万7603円でした。2024年の4~6月では4万4098円であることから、3505円高くなっている結果です。 2024年12月現在、まだ2024年10~12月の結果は出ていませんが、毎年の傾向を見ると年末年始は旅行に行く人が増える傾向にあるようです。したがって、4万7603円よりも高くなっている可能性があるでしょう。 なお、宿泊を伴う旅行の1人あたりの旅行支出額は7万439円、日帰り旅行の場合は1万9118円でした。