前代未聞の大乱闘はなぜ起きた!? 複数のウルグアイ代表選手が観客席乱入、相手サポーターと大騒動に発展「家族を守るために向かった」【コパ・アメリカ】
現地時間7月10日(日本時間11日)、コパ・アメリカの準決勝が米ノースカロライナ州シャーロットで行なわれ、コロンビアがコーナーキックから奪った虎の子の1点を守り切り、ウルグアイに1-0で勝利。アルゼンチンが待つ決勝へと歩みを進めた。 【動画】前代未聞! 試合後、ウルグアイの選手が敵サポーターと大乱闘! 事件が起こったのは、その試合後だ。数人のウルグアイ代表選手とコロンビア・サポーターが、観客席で乱闘騒ぎを起こしたのだ。 米スポーツメディア『CBS SPORTS』の記事によれば、ウルグアイの選手たちを巻き込んだこの事件は、両チームのファンがすでに乱闘状態にあった観客席に選手が近づいたことで大騒動に発展したという。 「ダルウィン・ヌニェスが飲み物を投げつけられ、ファンと揉みあいになり、ロナルド・アラウホやエミリアーノ・マルティネスらもこれに巻き込まれた」と報じており、その様子は動画にも映っている。 この件についてCONMEBOL(南米サッカー連盟)は、「サッカーに影響を及ぼすいかなる暴力行為も強く非難する」と声明を発表。騒動に関与した選手には今後、出場停止処分が科される可能性が高いという。 一方で、同メディアは「この事件は警備の不備によるものだ」というウルグアイ代表キャプテン、ホセ・ヒメネスのコメントを引用しつつ、「サッカーの場合、試合後に警備員がそのセクションを囲んでファン同士を引き離すのが一般的だが、今回そのようなことは行なわれていなかった」と指摘。警備体制の甘さを突いた。 「選手は家族を守るために(スタンドに)向かった。酒に酔ったファンがトラブルを起こしていた。これは大惨事だ。私たちの家族が危険にさらされている。私たちは観客席に駆け込み、小さな子どもを連れた愛する人たちを守らなければならなかった。警官はひとりもいなかった」 ヒメネスはこう語っているが、警察が現場に到着し、騒ぎが収まるまでには10分以上かかったという。アメリカでは2026年、カナダ、メキシコとの共催でワールドカップが開催される。今回の出来事から学ぶべき教訓は多い。 構成●THE DIGEST編集部
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