偏差値35から東大に合格。東大生の多くがやっている「正しい努力」の方法とは
努力って、どうしたらできるの?
「やらないといけないとわかってはいるけれど…」なかなかやる気に火がつかないことってありますよね。 【あわせて読みたい】東大卒スーパー家庭教師が教える、中学受験で合格する子が幼少期に「絶対やらないこと」 努力したくても、努力のしかたがわからなかったり、そもそもモチベーションが上がらなかったり…。努力がなかなか成果に繋がないというのも、やる気が出ない要因の一つかもしれません。 そこで今回は、偏差値35から東大を目指し二浪後、偏差値70、東大模試で全国4位になり、見事、東大合格を果たしたという西岡壱誠さんの著書『東大モチベーション 勉強のやる気がすぐ起きて→ずっと続く方法』(かんき出版)を一部抜粋。東大生がやっている「正しい」努力のしかたや、勝手にやる気がわいてくる方法をご紹介します。
東大生がやっている「正しい」努力のしかた
「努力は報われる」って言葉って、よく聞きますよね。 「努力すれば、必ずなんらかのかたちで報われる」という意味で使われている言葉です。でもこの言葉って、結構、賛否両論ある言葉でもあります。 「努力は報われる」っていう言葉を信じている人もいれば、「努力したってムダ」と思っている人もいます。 「報われる派」の人の考え方はこうです。 「がんばって何かを達成しようとすること自体に大きな意味があって、短期的に成功しなくても長期的な視野で見れば、努力は報われる場合が多い! 努力には意味がある! 報われる!」 一方、「報われない派」の人はこう考えます。 「そんなことはない。報われないことだってある! がむしゃらに努力したって結果につながらない!」 「やらない後悔をするよりやって後悔したほうがいい」なんてこともよく言いますね。 でも実際には、「やってしまった後悔」だってあるわけで。 がんばっても報われないこともあるのなら、はじめから、やらないほうがいいんじゃないかと思ってしまうこともあると思います。 その気持ちはとてもよくわかります。「自分の努力が報われなかったらどうしよう」って思いますよね。 これが、やる気を阻害してしまう原因です。 ということは、一番いいのは、「やって後悔しないこと」ですよね。 やって結果が出れば後悔しない。つまり、結果が出るように努力すれば後悔しなくて済むのです。 ここでハッキリ言います。 みなさんの努力は、そして勉強は、必ず報われます。 ただし、一つだけ条件があります。 「正しい努力」をすることです。努力のしかたが正しければ、絶対に報われます。 断言します。なぜなら、努力とはそういうものだからです。 東大生の多くは、正しい努力をした結果、合格を勝ち取りました。 では、正しい努力のしかたとは? まずは、以下の二つの「作業」が必要です。 (1)自分に足りていないところを自覚する。 (2)自分が到達したいと思っている部分を把握する。 あとはやることは一つ。その間を埋めます。これが正しい努力のしかたです。 やっていることがぜんぜん違う方向を向いていたり、現在地に合っていない勉強をしているうちは成績なんて上がりません。でも、それがきちんと方向性の正しい努力であれば、報われないわけがないんです。 結論です。やる気を出そうと思ったときの第一歩は、「方向性の正しい努力であれば報われる」と実感するのです! なんだか、やる気がわいてきませんか? 次回は、東大生がやっている、「勝手にやる気が出てくる方法」についてご紹介します。