【ウインターカップ】鳥取城北が初の準決勝進出、延岡学園に快勝[高校バスケ]
終始主導権を握った鳥取城北が4強入り
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」男子準々決勝で、インターハイベスト8の鳥取城北(鳥取①)と高い得点力を持つ延岡学園(宮崎)が対戦。1Q24-7というスタートダッシュを決めた鳥取城北はその後もリードを広げ続け、85-45で勝利。チーム史上初の準決勝進出を決めた。 【写真】鳥取城北×延岡学園フォトギャラリー(30点)をチェック 鳥取城北はNo.28ハロルド・アズカがトップから3Pシュートを射抜いて先制。さらにNo.8新谷勇晴の2Pシュート、レイアップ、No.11豊村豪仁の3Pシュートと続け、開始3分半で10-0というスタートを切った。 タイムアウトを取り、楠元流水コーチから檄を飛ばされた延岡学園は残り5分22秒、No.10内田悠介のシュートで初得点。残り3分半にNo.15フェヤ ムスタファ バンバも得点すると、素早いパス回しからNo.14佐々然がチーム1本目の3Pシュートを決めたが、鳥取城北の24-7で1Qが終わった。 2Q、ピックを使い、ズレを作ってシュートを放つ延岡学園は、No.4大津山晃崇、No.10内田がシュートを沈めていくが、鳥取城北のオフェンスの勢いは変わらず。残り7分には35-12と21点差になる。それでも打ち続けることで延岡学園のリズムも良くなる。No.10内田のジャンパーに続いて、No.11木村俊生の3Pシュートも成功。さらにトランジションからNo.4大津山がレイアップと本来やりたいバスケも展開した。2Q、延岡学園は20点とスコアを伸ばしたが鳥取城北の48-27でハーフタイムを迎えた。鳥取城北は27-17とリバウンドで優勢に立ち、2Pシュートは54.5%(12/22)という高い成功率を記録した。 3Q、延岡学園はトランジションから速い攻めに転じて、No.4大津山、No.18屋島直哉がレイアップを成功。開始2分で17点差とした。しかし、直後に鳥取城北はNo.11豊村豪仁が2Pシュート、速いパス回しからNo.14新美鯉星が3Pシュートを決めて再び20点差超に。 その後、延岡学園は積極的に3Pシュートを放っていくと、No.5ンジェ シェキがトップから沈めたが、あとが続かない。逆に鳥取城北はNo.8新谷が連続3Pシュートを成功。64-36とリードを広げた3Qを終えた。 4Q、懸命なディフェンスを見せる延岡学園。ボールに食らいつき、速い展開からシュートするが得点が伸びない。対する鳥取城北は着々と得点を重ね、残り5分には72-42と30点差に。大差が付いても最後までバックコートからプレッシャーをかけていく延岡学園。残り43.5秒にターンオーバーを引き出し、オフェンスに転じる。2本、3本とオフェンス・リバウンドを奪って粘り、シュートを放つが得点できなかった。結果、鳥取城北が85-45で勝利し、初の準決勝進出を決めた。 鳥取城北はNo.8新谷がチームトップの26得点(11リバウンド)をマーク。さらにNo.9田中が14得点、No.11豊村が11得点、No.28アズカが10得点(16リバウンド)と4人が2桁得点を記録。延岡学園はNo.10内田が17得点でチームを引っ張った。