大阪府・吉村知事が定例会見9月9日(全文4完)できるだけ早く「Go To Eat」始めるべし
府税収入はどの程度落ち込む見込みか
日本経済新聞:いいですか。日経新聞です。先ほどの大阪市の市税収入の減収についてなんですが、大阪市は市税収入がリーマン並みに落ち込んで、収支不足が発生するという試算を出しているんですけれども、都道府県はより景気の影響を受けやすいと思うんですが、知事は府税収入がどの程度落ち込むと見込んでいるのかというのと、また予算編成のために大阪市のように試算を府でも出すというお考えはあるんでしょうか。 吉村:来年度どういう予算を組むかという意味で、やっぱりこれは試算しなきゃいけないというふうに思っていますから、これは財務部のほうでどのぐらい減少しそうかというのは数字を追っているところだというふうに思っています。もちろんこれは、じゃあそれでどうやって来年度予算編成するかということなんですけども、大事なところとして、まずこういうふうに大幅に減収した場合というのは、地方交付税とか臨時財政対策債とか、もちろんそれはあるんですが、それ以外にも減収補填債というのがあって、一気に税収が減ったときにはその減収を補填する債券、大阪府からしたら債務ですけど、それを一時的に立てて、そして財政を組むということも、これは一般的な地方自治の運営としてなされることです。 ですので、その減収補填債を立てたときに、これは国からの、返すときの支援というのはかなり優遇された、役所としては負担が少なく返していくようなのが減収補填債っていうんですけど、それの発行も当然見込まなきゃいけないだろうなというふうには思っています。幾らぐらいかというのは、ちょっと僕も憶測で言うわけにはいかないので、それは財務部の、これぐらい減りそうだというのが出てくれば、国からの地方交付税もそうだし、減収補填債もそうだし、そういうことも含めて予算編成は組んでいきたいと思っています。 ただ、なんとか僕としては太田さん時代にやった減債基金の食いつぶし、その埋め立てで270億円、現金で入れてるわけですけど、この厳しい状況でもそれはなんとかやりたいなというふうに思って、今、考えています。 日本経済新聞:試算のスケジュール感はいつごろまでにというのはありますか。 吉村:これは大阪府の予算っていつぐらいに組んでるの? 10月末ぐらいにだいたいその試算が出てくるので、11月ぐらいに予算を組む作業に入るということになると思います。 司会:ほかによろしいでしょうか。それではこれで終了させていただきます。ありがとうございました。