【NFL】ブラウン暫定OCとの練習と連携が直近の進展の要因と語るベアーズQBウィリアムズ
シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズは暫定攻撃コーディネーター(OC)トーマス・ブラウンの指揮下で出場した最初の2試合で著しい進歩を見せている。その違いは明白だ。シーズン第8週から第10週にかけて3連敗を喫したことを受け、ベアーズはシェーン・ウォルドロンを解雇し、代わりにブラウンを起用。すると、前述の3連敗した試合で平均156パスヤード(タッチダウンなし)にとどまっていたウィリアムズが、直近の2試合では平均285.5パスヤードを獲得し、シーズン第12週には2回のタッチダウンも決めている。
現地26日(火)、ウィリアムズは報道陣に対応した際に、組織全体を称賛し、自身の進歩に対する時間の経過そのものにも感謝した。
「課題に費やしてきた時間が間違いなく役立ったと思う」とウィリアムズは説明している。
「試合や練習、それに春から夏にかけての時間を通じて、課題に費やしてきた時間がものすごく重要だったと思う。課題に費やす時間を持てること、それに勝るものはない。それによって明確さや信念を得ることができたと思う」
「自信とは、谷間にいても山頂にいても変わらず持ち続けるもので、そのまま前に進むんだ。谷間を抜けて頂点に達したときは、そういう浮き沈みを経験するんじゃなくて、そこにとどまる方法を見つけ、安定したいと思うはず。それらはすべて、時間をかけて取り組み、決断力を持ち、選手やコーチたちとオープンなコミュニケーションを取れたからこそ得られるものだ。そこから俺たちは成長した」
それはウィリアムズの生産性が向上した理由として理にかなった説明だが、ブラウンの昇進にも触れる必要があるだろう。ブラウンがオフェンスのプレーコールを引き継いでから、よりまとまりを見せ、より一貫してウィリアムズを守っているベアーズは、単純にプロのオフェンスにふさわしいパフォーマンスを発揮している。ウィリアムズは絶え間なくプレッシャーを受けながら走り回っていた状況から、より自信を持って精度の高いパスを投げ、活躍するようになっている。足を使ったプレーも続け、鋭いフットボールを展開しているが、今ではオフェンス全体がウィリアムズをサポートしており、結果としてベアーズは去る日曜日に行われたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のライバルであるミネソタ・バイキングスとの試合で番狂わせを起こしそうになった。