意外と知らない、保冷剤の〈冷やす〉以外の使い道。「温める」「簡易トイレ」「インテリア」…暮らしに役立つ活用術
ケーキ屋さんなどでもらえる保冷剤。「頻繁に使うわけではないけれど、捨ててしまうのももったいない……」と処分に迷い、冷蔵庫や冷凍庫にためていませんか? 実はこの保冷剤、食品の保冷以外の用途にも活用することができます! この記事では、保冷剤の幅広い活用方法をご紹介します。 【写真】押さえておきたい定番の使い方は? * * * * * * * ◆保冷剤は何でできている? 現在流通している保冷剤は、水に少量の高吸収性ポリマー(※)を混ぜてジェル状にしたものが一般的です。この物質に毒性はないため、素手で触れても問題ありません。 ただ、過去に製造された保冷剤には、強い毒性を持つ「エチレングリコール」が含まれていることがあります。これからご紹介する保冷剤の活用方法には、中身を出して使う方法も含まれているため、そうした古い保冷剤や、外袋に「有害」と明記されている保冷剤では試さないようにしてください。 また、不要になった保冷剤を水道に流すのはNGです。高吸収性ポリマーは水を吸って膨らむ性質があるため、排水管が詰まってしまうことがあります。 処分する際は、自治体の分別基準に従うようにしましょう。 ※高吸収性ポリマー…1g当たり数百ml程度の水を吸収できる合成樹脂のこと。水を吸うと膨らみ、ジェル状に変化する性質がある。その吸水性の高さから、紙おむつや生理用品などに使用されている。
◆凍らせても温めても使える! 〈凍らせて使う場合の使用例〉 ・体を冷やす 首やわきの下、太ももなど、太い血管が走っている部位に当てると効果的です。直に当てると冷たすぎるという場合は、タオルや手ぬぐいで包んで使うといいですよ! ・扇風機に付ける 保冷剤を扇風機に貼り付けると冷風を感じられます。一般的に、扇風機は背部から風を取り込むしくみのため、保冷剤を貼る位置も後ろ側がおすすめです。 ・毛穴を引き締める 洗顔後、化粧水を使ってから肌に保冷剤を当てれば、毛穴を引き締める効果が期待できます。 〈温めて使う場合の使用例〉 「保冷剤」とはいうものの、温めて使うこともできます! 40℃くらいのお湯に入れて3分ほど温めればOKです。 ※レンジでの加熱はしないようにしてください。袋が破裂して中身が飛び散ってしまう可能性があります。 ・アイマスクとして 温めた保冷剤を2個用意して、両眼に当てます。 ・カイロとして 温かさの持続時間は数十分程度で、市販のカイロよりも短いですが、冬に短時間外出するときに使えます。
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