<大阪・関西万博>夢洲「リング」組み立ては進行中 タイプB・Cの建設も
9月29日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる夢洲(大阪市此花区)の会場建設の現状を、夢洲の隣の咲洲(同住之江区)にある「さきしまコスモタワー展望台」から撮影しました。 【拡大写真】大阪・関西万博開幕600日前の8月22日に撮影した写真。「リング」組み立て個所が増えていた
前回撮影した8月22日の段階で、「リング(大屋根)」の組み立ては3か所で行われていましたが、この日は1か所増えて4か所になっていました。
リングの高さは内側が12メートルで外側が20メートル、内側から外側までの幅は30メートル。 以前から組み立てが進められている箇所では、前回よりリングの長さが拡大。その他の箇所でも基礎工事が行われており、リング建設は着々と進んでいる様子がうかがえました。
リングの内側では、パビリオンのうち協会が建てた建物を参加国が借りる「タイプB」、協会が建てた建物を複数国が共同利用する「タイプC」の建屋の建設も始まっている様子です。
国内のパビリオンでは、大阪府・市の「大阪ヘルスケアパビリオン」の建設が進む他、9月11日に経済産業省が「2025年大阪・関西万博日本政府館(日本館)」、同22日に日本ガス協会が「ガスパビリオン」の起工式を実施するなど、会場での建設開始に向けた動きが相次ぎます。 参加国が自ら建設する「タイプA」の建設遅れの挽回が待たれるところです。 (取材・文:具志堅浩二)