<大阪・関西万博>開幕まで500日 会場工事はリング建設が先行
11月29日、咲洲(同住之江区)にある「さきしまコスモタワー展望台」から、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる夢洲(大阪市此花区)を撮影しました。 【拡大写真】開幕まであと2年を切った今年5月の夢洲の様子
「リング(大屋根)」については、前回撮影した10月25日と同じく5か所で組み立てが行われていました。 5か所とも、前回撮影時よりもリングの長さがさらに伸びており、うち2か所の間隔はさらに狭まってきました。残る3か所も建設が着々と進んでいる様子がうかがえます。
リングの外側では、大阪府・大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンの建設が進行中。丸みを帯びたパビリオンの形がおぼろげながらイメージできるようになってきました。 この他、夢咲トンネルの出入り口付近では、管理本部の建屋建設が進んでいる様子です。
リング内では、協会が建てた建物を参加国・地域が借りる「タイプB」、協会が建てた建物を共同利用する「タイプC」の両パビリオンの建設が行われていますが、参加国・地域が自ら建設する「タイプA」のパビリオンは着工が遅れています。 11月30日で、万博開幕まであと500日。入場券の販売も始まりましたが、会場ではリングの建設が先行する中、海外パビリオンの建設遅れが課題となっています。 (取材・文:具志堅浩二)