妻は「節約になるから」と「プライベートブランド」の食品をよく買います。「メーカー品」と比べるといくらくらいの節約になりますか?
食料品や日用品などの買い物をしていると、プライベートブランドの商品を見かけることが当たり前になりました。プライベートブランドの商品はお得なものも多いため、リピート購入している方もいるかもしれません。節約になるイメージの強いプライベートブランドですが、実際にはどれぐらい安く商品を購入できるのでしょうか。 当記事ではプライベートブランドの概要やメーカー品との価格比較、プライベートブランドの利用による年間の節約効果について解説します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
プライベートブランドとは?メーカー品より安い理由
プライベートブランドとは、スーパーマーケットや百貨店などの小売業者が企画・開発した独自のブランドのことで、私たちの生活にとって欠かせない存在になってきています。プライベートブランドの多くの商品はメーカー品よりも安い傾向にあり品質も高水準です。 一般社団法人食品需給研究センターが公表しているによると「PB(プライベートブランド)商品の低価格を実現するため、小売業は食品製造業と提携して、コストダウンに取り組んでいる。」と述べており、具体的な取り組みとしては以下のようなものが挙げられます。 1. 原材料価格の削減 2. 食品製造業のマージンの削減、工場稼働率・生産性向上による製造コストの削減 3. 卸売業(物流コスト含む)のマージンの削減、あるいは食品製造業との直接相対取引による流通マージンの削減 4. 販促費・広告費の削減 5. 店舗におけるオペレーション効率化によるコスト削減 6. 取扱規模(ロットなど)の拡大による原料調達から製造、販売管理までのコスト削減 こうした企業努力もあり、プライベートブランドの商品は低価格を実現しています。高品質で低価格な商品を探しているのであれば、プライベートブランドをチェックしてみましょう。
メーカー品と比較してプライベートブランドはどのくらい安い?
メーカー品と比較してプライベートブランドはどのくらい安いのでしょうか。表1では、大手スーパーマーケット2社のプライベートブランドと、メーカーから販売されている商品の価格を比較してみました。 表1