オーガスタで見つけた最高にカッコいい「マスターズ」仕様ギア
唯一無二の伝統を誇る「マスターズ」は、ゴルフメーカーや選手たちにとって、創造性を発揮する格好の場となっている。PGAツアーがシーズン最初のメジャーの開催されるオーガスタナショナルGCへ向かうと、カスタムのゴルフバッグ、アパレル、そしてギアなどの全てが場に出そろうのである。 現地からお届け!「マスターズ」厳選フォトギャラリー
インスピレーションには事欠かないが、多くは伝統を守ることで刺激を得ている。伝統とは、マスターズのグリーンジャケットに始まり、敷地内を歩くパトロン、アーメンコーナーで咲き誇るアザレア、あるいはジョージア州の位置に赤いピンフラッグの立った、あの象徴的なロゴなどのことである。しかし、中には既成概念にとらわれることなく、我が道を行く者もいる(過去には、ワッフルハウスをテーマとしたゴルフシューズなどがあった)。 オーガスタナショナルで選手たちが宣伝するアイテムには、販売されるもの、あるいはメーカーの販促用景品として入手可能なものもあるが、多くは大会で選手やキャディたちが使用するためだけに作られている。以下は、今年のオーガスタナショナルで目にした最高にクールなギアと、自宅で観戦するファンも入手可能なアイテムである。
■テーラーメイドの伝統的なスタッフバッグ
テーラーメイドによる第88回マスターズ仕様のスタッフバッグは、クリーンかつトラディショナルなグリーンとホワイトの色合いが用いられつつ、その年最初のメジャーに特有の精神に敬意を払ったデザインが細部にあしらわれている。バッグのサイドにはクラシックな同社のロゴを採用しつつ、前部にはピンクのアザレアが散りばめられたモダンな“T”のロゴを配している。取っ手部分には、アーメンコーナーへの敬意として、ゴールドで11番から13番ホールのフラッグと天使の輪が刺繍されている。
また、白い部分は全体的に3Dエフェクト的にエンボス加工されたアザレアの図柄で覆われている。対照的に、バッグのポケットにはジョージア州を代表するフルーツの桃にちなみ、明るいオレンジ色のラインがあしらわれている。