DeNA大和「プラスに捉えて」腎臓病と戦う子どもたちへエール 自身も希少疾患『デント病』患う
DeNAの大和選手が3日、神奈川県川崎市内の病院を訪問し、腎臓病患者の子どもやそのご家族らに向け講演会や写真撮影などで交流しました。 【画像】気迫のヘッドスライディングを見せる大和選手 大和選手は2022年の契約更改時に、自身が幼少期から「慢性腎臓病」を患っていることを公表していました。同年12月に日本で約200人しかいない遺伝性の希少疾患「デント病」であることが判明しました。 この病気を現役中に打ち明けたことについては「今年でプロ19年目で、僕が小さいときに小児科に通っていた子どもたちに何か夢を与えられたらいいなと思いましたし、同じ病気の人たちに元気を与えるラストスパートではないですけど、そういう意思がついたので公表してそういう人たちに逆に自分も応援してもらおうという思いで公表しました」と語りました。 また、デント病の状態でプロ野球選手としてプレーしている中で気をつけていることとしては「塩分摂取を大事にしています。自分が食べたいものを食べられないのが現実ですけど、自分の体のためと思えば我慢することは苦ではないので意識しながら食べている」と日々の食事から意識しているといいます。 しかし、食事制限によって管理をしていても手の浮腫みなどが生まれてきてしまうといいます。そのため、浮腫んでしまった際の対処の一つとして「厚さの違うバッティング手袋や守備手袋を準備して対応したり、はり治療で浮腫みを抑えたりしています」と対処法を語りました。 この日の講演でも同じく腎臓病で苦しむ子どもや、病と闘う子どもたちに向けて「病気をほかの人にはない武器だと思って、マイナスに捉えるのではなくプラスに捉えて頑張ってほしい」とエールを送りました。 なお、大和選手は現在、生体腎移植ができるかどうか検査を続けており、現役中に移植する可能性もあると明かしました。