大阪府・吉村知事が定例会見10月27日(全文2)コロナ飲み薬の早期実用化に協力
実現可能になったことへの受け止めを
読売新聞:最後に1問だけ。困難な項目であるというお話がありましたけれども、その困難な項目であることを今回、実現が可能になったということについて、あらためて受け止めのほうをお願いします。 吉村:やはりこれはチャレンジして良かったというふうに思っています。できない理由はたくさんありますけれども、できる理由を考えていこうというのでこの間進めてきて。特に第6波はどんな大きな波が来るか分かりませんから、その中で、初めてのことですから、さまざまな課題、困難もありました。ここは本当に府の職員のメンバー、本当にここまでよくまとめてくれたというふうに思っています。 もちろん号令を決めて方向性を決めるのは知事として僕が判断したわけですけれども、そこに至るまでに、本当に府の職員もそうだし、いろんな人の協力があって。特に関経連の松本会長には大きく後押しもしてもらいました。それから阪大病院には本当に力になってもらいました。僕、阪大病院から、監修、なんとかこれはやりましょうというふうに言っていただいた、その時点で、僕の中で最初のスイッチを押すという決断をいたしましたので、そういった意味ではいろんな人の支援があって、実務で本当に動いてくれる職員も含めて、この方向性を決めた中で、課題、困難はたくさんありましたが、これからもあると思いますけれども。実現できたということは非常に大きいと思います。何もやらなければ、これはゼロのところですから。ゼロの状態であったわけですから。あのゼロの状態よりは、ずいぶんと前に進んだというふうに思います。 できなかったら、批判も受けるのも、皆さんからわーっと言われるのも僕の仕事で、全部僕がそれを受けますけれども、そこのリスクも含めて、できないという可能性も十分踏まえた上でこの間動いてきて、本当にいろんな人の支えと協力があってこの1000床の完成にたどり着いたことに感謝申し上げたいと思います。これからはうまく運用できるようにまず実地訓練をやっていくということになります。初めてのことですから、今後いろんな、運用面でも課題出るかもしれませんが、やっぱり比較していただきたいのは、パーフェクトにやることとの比較というよりは、これはやらなかったらゼロですから、ゼロとぜひ比較してもらいたいと思います。 司会:ではほかの方。じゃあ後ろ。日日新聞。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見10月27日 全文3に続く