大阪府・吉村知事が定例会見10月27日(全文2)コロナ飲み薬の早期実用化に協力
どのような経緯でドクターズとの契約に至ったのか
読売新聞:読売新聞の太田です。中等症病床の運用についてお伺いします。ドクターズ株式会社と業務委託契約の締結で合意されたということですが、大規模医療・療養センターの施設の運営自体は公募されていたと思うんですけれども、今回どのような経緯でドクターズさんと契約されることになったのでしょうか。 吉村:まず大規模医療・療養センターの運営自体については、これは公募自体が、今後もやっていきます。ドクターズがどこをするかというと、この中等症のところです。中等症の、特にお医者さんの治療部分について行うということになります。ここについては、ドクターズとは、これまで宿泊療養施設の療養、医療型の宿泊療養施設にも手を挙げていただいて、そして診療所タイプで進めてもらうということですでに進めています。それから、もうこれはずいぶん前からですけど、夜間の往診ですね。自宅療養者の夜間往診、あるいは土日の往診ということもやっていただいています。非常にこのコロナ治療に対しての経験値も高いという観点から今回、非常にさまざまな課題がある、この中等症200床というのは結構、これはかなり難しい話ですけれども、ここについても実施ができるということであったので、今、詳細に条件を詰めてドクターズにお願いをするということになりました。 読売新聞:ドクターズとの契約が11月の中旬になるということですけれども、じゃあ運営体制が整うのは11月中旬以降になるという理解でよろしいでしょうか。 吉村:そうですね。もう基本的に今までの中でも詰めてきていますので、特に医療従事者の確保ができるのかというところが一番大きな、最大の課題に、困難な項目でもあります。だって数で言うと、さっきの表があるとおり、看護師さんで言うと120名ですから。で、お医者さんで40名ですから。現地にいる、そこからローテーションを組んで現地の派遣人数を決め、現地の派遣人数から逆算するとそうなるので、その最大200床を運用するというのはかなり大変なことにはなりますが、これができるということの、その詰めができましたので、あとはもう正式に契約をしていくという作業に入ります。だからあとはもう事務作業ということになると思います。それが整うのがだいたい11月中旬ごろですので、11月中旬までにこの施設を運用することはあり得ませんから、もうすでに準備は整っていますが、これから事務作業を進めていくということになります。