大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文3)自宅待機SOSは発生届なくても対応
発生届が出ないため支援が受けられない事態への受け止めを
毎日放送:私がお伺いしたい内容としてはそういうことではなくて、発生届が出てないという理由で、自宅待機SOSに電話はつながるんだけれども、入院や配食サービスが、その発生届が出ていないっていう理由で受けられないっていう事態が出てて、こうした事態についての受け止めと、なんか対策はされるのでしょうか。 吉村:これはもう発生届、それぞれの保健所で、今日もこの大阪市の話もさせていただきましたけれども、できるだけ早く発生届を登録する必要があると。そこの増強について努めているというところです。それに対する対策としては、もちろん発生届をこれだけ数が増えていく中で増強するということが1つですけれども、もう1つは、それでも発生届が出てない状態のままで、やはり支援を受けたいんだという方が、これが宙に浮いてしまうことになりますから、それが宙に浮かないように、自宅待機SOSにご連絡をいただいたら宿泊療養施設に発生届が出てなくても対応をいたします。その運用を数日前から開始をいたしました。 ですので、この発生届が出てない方については連絡先をお聞きして、そして府庁の職員、これがチームを組んでいますので、直接、専用のホテルも宿泊療養施設もつくりましたので、そこで入所手続き等を行うということで対応をしていきたいと思います。これだけ陽性者が増える中でなかなか大変な、100%完璧っていうわけにはいきませんけれども、発生届が出てなくても自宅待機SOSに連絡をしていただければ、府庁の職員が本人確認や聞き取りをして、ホテルの入所等の手続きを行います。
機能として成り立っていないのでは?
毎日放送:確かに宿泊療養の入所に関してはそういうふうに変えられたかと思うんですけれども、それ以外の支援について、発生届が出ていないということが理由でご支援ができないのであれば、自宅待機SOSの機能としては成り立っていないのではないのでしょうか。 吉村:ホテルにも案内していますので、成り立っていないということではないと思うんですが、ただ、そこでこの府の職員が直接、電話聞き取り等も行いますので、そこでさまざまな相談に対応していきたいと思っています。 毎日放送:例えばの話で恐縮なんですが、例えば発生届の処理を今後、速くする具体的な何か対策だったり、発生届がなくても自宅待機SOSで入院とか配食の支援などができる仕組みに変えるなどのお考えはあるのでしょうか。 吉村:まず、発生届を強化するというのが非常に重要だと思っています。発生届が出てないということになると、これは誰か分からない。例えば僕が電話するのと同じパターンですから、誰が電話してるか分からないという、本人の確認すらできないというところが出発点になります。その上で、ただ、そういった方もやっぱり今、発生届が登録が遅れる中で出てきているので、自宅待機SOSに受けたときに、そこで保健所が登録するまで待ってくださいではなくて、府庁の職員が本人確認、聞き取り等をして対応するということを進めていきたいと思っています。現実、その対応をしています。ここの数も増えてきていると府庁の職員からも聞いていますので、ここの増強はしっかりやりたいと思います。 毎日放送:なかなか、その支援の在り方として、やはり発生届が出ていないと把握できないということで、出ていないと支援っていうのは難しいっていうのが現状になるんでしょうか。 吉村:それが現状になるので、その現状を打破するために、直接、もう府庁の職員が、発生届が出てなくても発生届が出てない人用のホテルを活用したり、相談の受け付けをしてるというのが今の現状です。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:ほか、産経新聞さん。