大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文3)自宅待機SOSは発生届なくても対応
大阪府の吉村洋文知事は3日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「未登録者を加えた新規陽性者1万9千人前後」大阪府・吉村知事が会見(2022年2月3日)」に対応しております。 【動画】「未登録者を加えた新規陽性者1万9千人前後」大阪府・吉村知事が会見(2022年2月3日) ◇ ◇
接種を進めるためには券なし接種も必要では
毎日放送:毎日放送の有馬と申します。先ほどのABCさんの質問に関連してなんですが、ワクチン接種について、接種券については自治体に早く発送するようにお願いということなんですけれども、そもそも神戸市さんとかでは接種券がなくても接種できるようにという話もあったりして、今後さらにワクチンの接種を進めるためにはそうした対策も必要なのかなと思うんですが、その辺りのお考えをお聞かせいただけますか。 吉村:市町村、神戸市もそうですけど、市町村であれば接種券がなくても、いわゆる住民のデータというのをお持ちですので、そしてまた、最後に管理するのは市町村ですから、そこはもう市町村の判断である意味可能だと思います。ただ、大阪府の場合は住民データは持ち合わせていません。ですので、例えば府の職員とか警察職員、教員とか、職域で管理できる人は別ですけども、そうじゃない人はどこのどなたかも分からないというのが現状ですから、現実の事務というのを考えたときには、都道府県において接種券なくワクチン接種するというのは非常に困難だと思っています。
自宅待機SOSの支援が受けられない人もいるようだが
実際、自衛隊のワクチン接種も接種券は必須になっていますので、市町村でそれを、いわゆるそのリストがありますから、それに基づいてやるというのは可能だと思いますけど、都道府県においてはなかなかやはり困難な部分も多い。自衛隊もその対応をされている中で、大阪府としては枠がありますから、接種券をお持ちの方が1人でも早く打てれば、その人の分をどっかが空くわけなので、そちらのほうで活用できるようにするためにも、できるだけ枠を空費しないという判断をしていきたいと思っています。 毎日放送:ありがとうございます。すいません、少し話変わりまして、今の大阪府さんのほうでは自宅待機SOSというシステムがあるかと思うんですが、これ、発生届が出されていない理由で、その自宅待機SOSに電話しても入院や配食サービスなど、支援が受けられないという方がいるようです。 実際、われわれが取材していると、妊婦の方で5日以上、保健所から連絡が来なくて、その間、自宅待機SOSに電話しても何も対応してもらえなかったというお話をされている方もいらっしゃったりしました。発生届に処理が時間を要しているようですが、こうした事態の受け止めと何か対策など考えられることあるのでしょうか。 吉村:自宅待機SOS、一定の時間帯によってはつながりにくい時間帯があります。朝の9時であったり、夕方の18時台であったり、お昼間の昼食の時間帯であったり。非常にこの波がありますので、かかりにくい場合は少し時間をずらして、ぜひかけていただきたいと思っています。応答率についても先日の発表のとおり、この相談の応答率とすればそこまで低い応答率ではありませんので、ちょっと時間をずらして、もうこれは大変ご迷惑をお掛けするんですけども、1回でつながらない場合は時間をずらして、おかけをいただけたらと思います。 現実、この自宅待機SOSについてですけれども、応答率でいくと80%以上を維持していますので、時間をずらしていただければなんとかそこはつながると思います。今までの相談件数ですけれども、3万1000件の相談、全相談を受けています。抗体治療に案内したのが324件、外来やオンライン診療に案内したのが942件、宿泊施設の入所案内につないだのが650件、配食サービスをしたのが1280件、その他の相談が一番多くて2万8000件となっています。とりわけ、この1週間が非常に増えてきていますので、2月5日の土曜日からは回線を今の200回線から300回線に増強して対応していきたいと思います。ですので、保健所がどうしてもつながりにくいっていう方は、自宅待機SOSにご連絡をいただきたいと思います。