上西小百合衆院議員が会見(全文1)元政策秘書が『週刊文春』に売り込んだ
国会を無断欠席して旅行に行ったという疑惑について
フジテレビ:そもそもの発端が国会を、要するにサボって秘書と旅行に行ったんではないかという疑いがいろいろ出て。あらためてお伺いしますけれども、あれは本当はどうなんですか。 上西:あれはもうずっとこの1年半、テレビでも新聞でも掲載をさせていただいておりますけれども、あれは私は体調の管理不行き届きで本会議をお休みさせていただきました。ただ、秘書は私とはまったく関係ない、別の女性と旅行に行っているわけですから。 笹原:そこは家城さん、ちょっと入って説明していただいたほうがいいと。 上西:そういうことは関係ありませんね。 笹原:みっともない話だと思うんだけど、ご自分の口でちゃんと説明していただいたほうがいいと思う。当時、今も、行ったという疑惑の、はい。 家城:家城と申します。公設秘書をやっております。当時、どこから言えばいいですかね。本人と。 フジテレビ:お2人で行ったと。 家城:って言われたんですが、当時は私、個人的に付き合っている、一般の方なんですけど、付き合ってる方と旅行に行ったということだったんですけども、それをさも代議士と行ったというようなことを言われて、ずっと、いつも同じことを繰り返し言うてるんですけども、なかなか浸透しなくて。 男性:マイクのスイッチ、入れてお願いします。 笹原:あ、マイクのスイッチ。入ってる。じゃあ、じゃあ。 家城:うん。ていうところで、まったく代議士と旅行に行ったっていう事実はありません。 笹原:で、混乱してるのがあると思うんです。3月の13日に国会を休んだ日に、家城はその当時の彼女と旅行に行ってる。それは別にオフの日ですから問題はありません。ただ、その2日後の15日の日に宮津に、それは家城の実家があるところなんですね。与謝野町の町長さんとの会等がありまして、その宮津に行ったっていうことと、その家城が前々日に旅行に行ったっていうこと2つを1つに合わされてる部分があって、それは分かりづらい話だからしょうがないんですけれども、要はその、さっきの初動を間違ったってまさにそこで、そのときに13、14へ私は京丹後の温泉に旅行に行ったと、オフなのでと。15日の日は吹田市で公務を10時から終えたあと、1時からその宮津のほうに行き、与謝野町の町長との会談、会合を持ったと。で、さらにそのあとに、橋下さんが言った一言は結構痛烈で、でも、秘書の実家に泊まったんだから、そんなの付き合ってるともらって当たり前でしょと、橋下さんおっしゃったんですね。でも、実際問題、私も全部その辺の関係者でもありません。 要は、家城は当日、車で運転して行っております。当然、仕事ですからやはり飲酒、酒を飲んでしまったので、もうこうなったら今日は泊まっていこうってことになりまして、で、ただ地元にホテルがあるような、これ、行っていただければ分かると、本当、おそらく取材に行った方皆さん分かると思うんですが、ホテルのあるようなとこではないです。悩みまして、家城は久しぶりに友達と会ったので、もうだったら友達んちで泊まればいいじゃん。で、じゃあ、上西さんはうちの実家に母とかがいるから泊まればいいじゃないかっていう、普通に考えればどうってことない話ですね。翌日はちゃんと公務に出席しておりますし、だから、そこの部分を橋下さんの、いわゆる橋下節でああいう形で一刀両断にされてしまうと、当時はやはり維新の党の人間ですから、もっと言うと家城も含めてスタッフですから、そこに対して明確に、いや、そんなことないですよ、とかっていうのもまあ。まあ、そういう話をあんまり記者会見のあの場で、まして大阪都構想をやるって言ってるときにそこまで言う必要があるのかなと思った2人の素人の考えですとか、例えば、私たちは付き合ってませんと、仮に付き合ってるとしてもお互い独身だから不倫じゃないんですよとかいうことをあとで言うと。 でも、そうすると、あとでばれたときに、付き合ってましたけど不倫じゃないですよって言い訳してるように聞こえるじゃないですか。そこを、そういうことを気を付けていただきたいというふうに私どもはお話ししています。付き合ってないなら付き合ってないの一言でいいわけですから。 フジテレビ:上西議員の主張としてはうそを週刊誌に流されて、付き合ってもないのに付き合っていると書かれて、旅行にも行ったと書かれた。そのお2人が、まさに今、私の目の前にいらっしゃるお2人なんですけども、書かれたのが。元政策秘書に関して、お2人に伺いますけれども、取りあえずお答えください。元政策秘書に対して上西議員、今、何を一番言いたいでしょうか。 上西:何を言いたいと言いますか、特に何を言うっていうこともないんですけども、とにかく先ほども申し上げたように、そういった人間を議員会館に入れてしまったということは私のミスだと思いますし、またそのとき、彼がうちの事務所を辞めてから現在に至るまで本当に多大な迷惑を被っていますので、それに関しては私どもとしては許すことができない、はっきり申し上げるとそういった人間が議員会館の中で仕事をするということ自体も許しがたいというふうに思っています。 フジテレビ:家城秘書、いかがですか。 家城:はい、すいません。当該政策秘書の件につきましては、なぜこんなことになったかっていうようなことになりますけれども、やっぱり私、地元・大阪のほうで秘書をやっておりまして、東京の政策のほうとはなかなか密にそういうお話とか、私が東京に出向いてどうする、こうするというような話ができなかった。これについてはやっぱり事務所としてミスだったかなとは思います。当該秘書が今後どうするとか、彼のことどう思うかっていうのは僕のほうから言うことじゃないと思いますけれども、本人が考えてもらったらいいと思います。 フジテレビ:今後何か、法的な手段をまた取るとか、今後の何か対応とかって考えていますか。上西議員。 上西:私は議員という立場ですから、やはり公職についている以上、誰かを訴えるということは特に考えていません。そして私の場合、ありがたいこと、ありがたいと言っていいのかよく分かりませんけれども、存在感と発信力というものを得ることができましたので、それを武器にやはりこの1年半、私はこういうことは事実ではないんですよということを発信させ続けていただいていますから、これからもそういうことをやっていく。自分の口で説明するということをし続けていきたいというふうに思っております。 フジテレビ:じゃあ一生懸命、あれは事実とは違うということを言い続けていくということですよね。 上西:はい。 フジテレビ:あと話、ずれますけど、上西議員、議員になって達成したことと、まだ達成できてないことを、1つずつ教えてください。 上西:はい、1つずつですか。結構、国会議員の仕事はなんなのかっていうふうに聞くとおそらく答えれる人っていうのはほとんどいないと思うんですね。国会議員が何をしているか。どんな人がいて、何をしているかっていうことはほとんどの方はご存じないと思うんですけれども私も4年、約4年ですね、国会議員させていただいておりますので、これまでにいろいろなことをしてきましたし、これからも法務委員として、しなければならないということはたくさんございます。 そしてその中であえて1つ挙げさせていただくとしましたら、大阪でタクシーなんですけれど、ワンコインタクシーというのがありまして、そのタクシー業界の規制緩和を進めさせていただいたということ。そして今、法務委員でありますから、Twitterで何度か指摘をしているんですが、大渕愛子弁護士による法テラスの悪用っていうことがありましたから、法務省管轄の法テラスが弱者救済のためになっていないという現状がありますので、その辺をしっかりと整備を見直していくべきではないかということを。そしてそういうふうな弱者救済の施設が悪用されないように、いうふうに努めていきたいなというふうに思っております。 笹原:はい。 【連載】上西小百合衆議院議員が今後の活動方針について会見 全文2へ続く