上西小百合衆院議員が会見(全文1)元政策秘書が『週刊文春』に売り込んだ
『週刊文春』に元政策秘書が売り込んだ情報の件について
フジテレビ:フジテレビの『とくダネ!』の岸本と申します、よろしくお願いします。起訴状を今、見ているんですけども、この起訴事実の中で、この元政策秘書は私を陥れようとして、私の公設第一秘書が彼女と旅行に行ったものを、さも私と行ったかのようにうそをついて、『週刊文春』に売り込んだというのは有名な話。途中、飛ばします。元政策秘書が『週刊文春』に売り込んだ事実ははっきりと分かったと。はっきりと分かった根拠をもう少し詳しくお願いします。 笹原:まず、もう出ましたんで『週刊文春』さんっていう具体的な名前を使わせていただきますが、『週刊文春』さんの記者、まず一番最初に聞きましたのは、在阪の大手新聞社の社会部の記者からです。その方から私はまず別件で、私はちょっとメディアの仕事もしているものですから、別件でお話をしているときに、こうこうこういうことが足立議員の政策秘書から私のほうにきたと。自慢げだったと。やってやったんだ、ざまあみろという、酔っ払いながらという形で。さらにそれを社会部の記者も裏を取りにいったわけじゃないですけれども、維新の別の、親しい代議士の方に聞いたら、いや俺も本人から聞いたと。 これは、ここは私は事実かどうかは判断できないんですが、週刊文春の女性記者と俺は仲がいいから、それはある意味、男女関係のことまで本人は言っていたそうです。ただ私はそこは全然裏を取っていませんので、男が勝手に言うってことは多々ありますから、そこは僕は全然関係ないです。ただ、その話を聞きまして週刊文春の記者さん3名に個別に、私もいろんなルートありますので聞きました。そんな簡単にメディアが言うのかっていう部分もあるとは思うんですが、当時、『週刊文春』の編集長さんがいろいろなことがあって、一時的に、結果的にお休みになった時期があったので、そのお休みになった時期を見計らってというと語弊はあるんですが、『週刊文春』さんと私どもっていうのはあまりいい関係ではなかったので、やっぱり関係を修復したい部分もありまして、いろいろコミュニケーションを取っている中で事実を確認していきましたら、今、現職の方もいらっしゃるので固有名詞は言えないんですが、現職の方2名、今、また別の記者の方、1名いらっしゃるんですけども、その方からまったく同じ内容の話を私は聞きましたので、それを全て報告を入れて。 フジテレビ:現職の記者を含めて3人の『週刊文春』の記者から、元政策秘書が自分たちに売り込んできたという発言をしたということですか。 笹原:はっきりと言いました。それは当時、「文春」に限らず、ほかの週刊誌にも持って行ったんですが、その経緯を申しますと、もともとは彼女が昨年の3月13日に国会を休んだ、いわゆる当時は仮病とかいろいろ言われましたが、休んだ日というのは、もともと国会の中では、なんで休んだんだというのは、かなり有名な話だったんです。それについて在阪のテレビ局が、上西事務所に取材を申し込みました。それを受けたのが、その当時の、今の、この当該政策秘書です。その政策秘書がその話を聞いて、それを『週刊文春』の自分が親しいと言っている記者のところに持ち込んで、あの記事ができたと。そうするとその在阪のテレビ局は怒ります。私は当初、その在阪のテレビ局のやり方について、1局がムービーを何台も回し、囲み30分っていうのは非常にメディアとしてどうなのかと。彼女もそうですし、今も公設の第一秘書の家城もそうですが、私もメディアとしてあるまじき行為なんじゃないかと当時思ってはいたんですが、内容を聞きましたら、まあ、そういうことだったと。 私も、そのプロデューサーというかディレクターのところに聞きに行きました。そういった内容で、それはそうですよね、本人が取材を進めていく上で休んだという以上のことが出てこなかった。出てこなかったから寝かしておいた。寝かしておいた記事を今度、別の週刊誌に持ち込まれたということになれば、それはやっぱりメディアの人間とすれば怒ると思います。私はそのディレクターに1つだけっていうことを最後に言って。それは局の意思なのか自分の意思なのかっていうことを聞きましたら、私個人の意思ですと、はっきりと言われたので、そうであれば私は心情として分かったので、そういうことだと思いますと。私は事実さえ分かればいいと思っておりましたので。 そういうことがあった上での持ち込みですし、しかも内容を非常に変えている。内容を変えているってどこかっていうと、当時、私どもの最大のミスは橋下徹、当時の大阪市長、代表と、彼女と。家城の記者会見を2時間半にわたってやったときの初動を間違っているんですね。あのときに明確に旅行に行っていないっていう言葉が伝えきれなかった。その初動のミスというのは、それは決定的なものなので、今日に至って約1年半もたっていますが、まだこんな話が出てくるというのは、やはり初動をミスするということは、それが全ての理由です。