上西小百合衆院議員が会見(全文1)元政策秘書が『週刊文春』に売り込んだ
上西議員の元政策秘書による事務所の什器窃盗について
フジテレビ:上西議員のほうから話を聞きたいんですけれども、足立議員は、これはTwitterで書いているんですけれども、昨年末、上西が足立議員の秘書を相手取り、上西事務所の什器、いわゆる日常で使用する家具とか道具を盗んだとして被害届を提出しようとした。しかし受理されなかったというふうに書いているんですけれども、これに関してちょっと説明してもらっていいですか。 上西:はい。前政策秘書、これは今、足立議員のところにいる秘書が私に紹介した人間なんですけれども、その人間をどうも調査をしていくうちに足立議員の政策秘書とつるんで私のところにいながら陥れようということを継続しているなというふうに感じましたので、もう解雇させていただきたいというふうに伝えたんですね。 そうしたら、じゃあ1週間ぐらい片付けをする猶予をくれというふうに言われまして、そうするとその1週間の間に結構遅い時間ですね。夜の10時だとか、そういう時間に議員会館の中に入り込んで、例えば備品であったり、あるいは書類ですね。おそらく自分たちにとって不利になるような書類を全部、本当にもう、会館の議員室の中っていうのは大きな棚があるんですけれども、その棚がもう空になるくらい全ての物を持ち出していったという状況がありまして、私も朝、出勤したときに、なんだこれはというふうにびっくりしたものですから、すぐに警察署のほうにご連絡をしまして、こういう被害があったということを届け出ました。 フジテレビ:何が盗まれたんですか。 笹原:私のほうからのほうが分かりやすいと思います。今、言ったことについて入退室記録を当時、全部取ってあるんですが、私どもがいない時間帯ですよね。深夜ですとか、そういうところに集中的に入っておりますので、これはもし、後ほど開示もしますので。 フジテレビ:上西さんに聞きますけど、日常で使用する家具とか道具を意味する什器っていう、足立議員がTwitterに書いているんですけども、なんですか、それ。書類じゃないですよね。 上西:一度、以前にもうすでにニュースで報道されて。ニュースかな? 報道されたことがあると思うんですけれども、まず一番最初に気付いたのは大きい物、電子レンジがなくなっていました。そのあといろいろな引き出しであったりだとか、使っている、本当になんでこんなものが必要なのかなというような筆立てであったりドアストッパーであったり、おそらく次の事務所で使おうかなと思ったのか、なんなのかは知りませんけれども。 フジテレビ:その電子レンジは誰がどういう経緯で買ったものなんですか。 上西:これは私の事務所にボランティアで来てくれていた方が、私が2期目に当選したときに、お祝いだということで私にくれたんですね。で、それをおそらく足立議員の政策秘書と私の元政策秘書が、それは自分たちで買ったものだというふうに主張しているようなんですけど、それは私のほうでいただいた人から、それは間違いなく当選祝いで私にあげたというふうな証拠を取っております。 フジテレビ:その方はボランティアの方なんですか。 上西:はい。 フジテレビ:どういう証拠を取っているんですか。 上西:それはですね、もう警察に。 笹原:届けました。録音テープです。 上西:提出してあります。 笹原:要は、当時、物がなくなったので、すぐその政策秘書に連絡を入れたんです。で、さらに警察署に連絡入れたときに、いや、その電子レンジという言葉を使うのが、物事を矮小化させるために、足立議員が電子レンジに絞ってるだけで、実際は書類がメインだったんですが、その電子レンジもなくなってるしって言ったら、いや、それはもう足立事務所にありますと絶叫したんですね。で、そのときにすぐ確認を取って、それは僕らのものだ、みたいなことを言ったので、すぐ本人がそのボランティアの方に確認を取って、日付も言って、名前も言ってもらって、私が上西議員に当選祝いで渡したものです、プレゼントしたものですっていう録音テープがあります。 フジテレビ:録音テープがある。 上西:はい。 笹原:あります。 フジテレビ:上西議員にお伺いします。これ、被害届を提出しようとしたんですか。 上西:これは取りあえず、麹町警察が来ていただきまして、今相談をさせていただいたという状況だと。 フジテレビ:で、これは提出して、受理されなかったという認識でよろしいんでしょうか。 上西:提出はしてないんですね。で、提出はしていないんですけれども、警察のほうで、何度か当該秘書を、秘書含め3名ですね。お呼びになって、取り調べをされたというふうに聞いております。 上西:分かりました。もう1つなんですが、上西議員のTwitterで10月9日ですね、書かれているのが、維新、足立議員の現在の政策秘書とその関連スタッフが麹町警察署で取り調べを受けている内容ですが、窃盗と公文書偽造についてですと。で、公文書偽造についてはマスコミに対し、事件として認識していると答えていいとのことです、という話なんですが、まず2つ聞きたいんですけど、窃盗は誰が何を盗んだものなのか。で、公文書偽造に関しては、誰が何を盗んだものに対して、誰が事件と言っていいと言ってるのか教えてもらっていいですか。 上西:これは全部、言ってもいいですか。 笹原:名前というか、別に言える範囲の中で。いえいえ、具体の、固有名詞は。 上西:窃盗に関しまして、今、足立議員のところにいる政策秘書が、当時、私が解雇した政策秘書に命じて、命じてというか、取ってきなよという形で、備品だとか、書類だとか、そういうものを運び出したというのが、これが窃盗です。そして公文書偽造に関しましては私が解雇した秘書、これが私のところに面接に来て私が採用しました。それが6月の11日なんですけれども、で、6月11日に採用しましたので、秘書というのは採用したときに議員課に届けるんですね。6月11日から採用ですということで届けるので、私はその書類の自分のところにサインをして、その解雇した秘書に、じゃあ、これを提出しておきなさいという形で渡したんですね。そうすると秘書は、提出をしていなかったんですね。それはなぜかというと、あとで調べましたら、その秘書は私の事務所で9月1日から勤務したことになっているんですね。要するに、6月11日から、8月。 笹原:31。 上西:31日の間は私の事務所で、もうさも私の秘書のような形で出入りをし、仕事をしているにもかかわらず、ほかの事務所の秘書としての登録でお給料をもらっていたということですね。 笹原:それが6月11日から8月31日までの間は、当然、上西は書類を議員課というところに提出するんですが、その書類を渡して、議員課に提出しろと。そしたら、分かりましたと。ところが提出していなかった。で、9月の1日に提出した。理由は後ほど申し上げます。 フジテレビ:関連スタッフということですね。 笹原:そうです。はい。 上西:この公文書偽造については、マスコミに対し事件として認識していると答えていいとのことですっていう。これ、誰がいいと。 上西:これは麹町警察の担当の。 笹原:記者の名前は言わなくていい。一応、警察、広報部もありますので、本部の広報課のほうに問い合わせていただければ。 フジテレビ:今回、その刑事告訴のほうの話に戻しますが、刑事告訴に話戻しますけど、まず刑事告訴を受けたまず上西議員の心境といいますか。 上西:これは一応、内容を確認させていただきましたけれども正直、皆さん方も同じような感想をお持ちではないかなというふうに思うんですけれども、私にとっては当然、事実に基づいてツイートをしているわけですから、取るに足らない内容だなというふうに思っておりますが、こういった人間を履歴書を見てそれだけで採用し、議員会館で採用をしたということは私のミスだなと思います。 フジテレビ:今、振り返ると、なんでじゃあ採用して、なぜ解雇した。解雇の原因を教えてもらっていいですか。 上西:一番最初に来てる秘書は、あの騒動後に足立議員の事務所で移籍というんですかね、転職というか、足立議員の事務所で雇ってもらうことになったので辞めたいというふうに言ってきました。で、そのあとに私が解雇した政策秘書を連れ来たんですね。この者は真面目でいいからといいうことで連れ来ました。