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吉田徹

吉田徹認証済み

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同志社大学政策学部教授

報告

補足近年では環境意識の高まりから、クリスマス・ツリーの大量廃棄が問題になっている。場所によってはお店でまとめて廃棄できるような場所も設けられている。こうした意識も食用をめぐる議論が出てきたとも解釈できる。 他方で偽物のツリーの方がカーボンフットプリントが大きくなるためこれも推奨されず、もみの木の方は環境整備機能もあるから、正解はない。 もっとも温暖化でもみの木の栽培も容易ではなくなってきているとの報告もある。クリスマス・ツリーはもともとプロテスタントのもの。カトリックではプレセピオ(イエス・キリストの誕生の物語を人形で再現するもの)の方が一般的だ。楽しみ方を多様なものにすることも一考ではないだろうか。

コメンテータープロフィール

専門は比較政治、欧州政治。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。日本貿易振興機構(JETRO)パリ・センター、パリ政治学院招聘教授、ニューヨーク大学客員研究員、北海道大学法学研究科教授等を得て現職。フランス国立社会科学高等研究院リサーチ・アソシエイト、シノドス国際社会動向研究所理事。著書に『アフター・リベラル』(講談社現代新書)、『ポピュリズムを考える』(ちくま新書)、『感情の政治学』(講談社メチエ)『ミッテラン社会党の転換』(法政大学出版局)、編著に『ヨーロッパ統合とフランス』(法律文化社)、『現代政治のリーダーシップ』(岩波書店) など。

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