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米重克洋

米重克洋

認証済み

JX通信社 代表取締役

報告

見解石破氏は安倍政権の頃から、殆どの期間、世論調査で「次の自民党総裁」候補の筆頭として名前が挙げられてきた。ただ、その支持の内訳を見ると野党支持層からの数値が多く、肝心の自民党支持層からの支持が他の人物より少ないことも多かった。 これは、石破氏自身の政策や発信が評価されているというよりも、安倍氏ら「主流派」の路線に対抗する観点で選ばれてきたことを示唆している。現状は、安倍政権以来の党のあり方への批判から自民党支持層の中でも石破氏がトップを走っているが、それはあくまで瞬間風速の人気度だ。このまま最有力候補として勢いを維持して総裁選で勝てるかどうかは、石破氏自身が魅力的な政策や発信を打ち出せるかどうかに掛かっている。

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  • 田中良紹

    ジャーナリスト

    見解河野太郎デジタル担当大臣が麻生派の領袖である麻生太郎氏と会い、総裁選出馬の意思を伝達したという報道に…続きを読む

  • 白鳥浩

    白鳥浩

    認証済み

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説麻生氏への対抗として、党内を二分する戦いになる可能性が出てきた。 石破氏が、総裁選に出馬の意向である…続きを読む

コメンテータープロフィール

「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。

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