補足まず被害に遭われた方にお見舞い申し上げると共に、大事に至らなかったことは不幸中の幸いでした。 腸管出血性大腸菌O157は動物の腸内に生息しており、汚染された食肉やその加工品などを飲食することで感染します。食中毒はこれまでの事例で積み重ねられたケーススタディによって、どうしたらリスクを減らせるかがある程度分かっています。O157に関しても、衛生的な食材の取り扱い、十分な加熱調理、手洗い消毒などを徹底することで感染を防ぐことが可能です。 『ステーキ宮』は近々に同様の食中毒事案を出したばかり。飲食店が美味しさ以上に留意しなければならないのは「安全」です。前回の教訓が生かされていなかったことを残念に思いますし、これを機にあらためて管理やオペレーションの見直しを徹底して頂きたいと思います。
コメンテータープロフィール
フードジャーナリスト／ラーメン評論家／かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他／連載『シティ情報Fukuoka』／テレビ『郷愁の街角ラーメン』（BS-TBS）『マツコ＆有吉 かりそめ天国』（テレビ朝日）『ABEMA Prime』（ABEMA TV）他／オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』（DMM.com）／音声メディア『美味しいラジオ』（Voicy）／ウェブ『トーキョーラーメン会議』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他／飲食店プロデュース・コンサルティング／「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。
