解説生命維持という観点からのみ申し上げれば、気道が閉塞せず、肺が潰れず、大量出血がなく、脳損傷がなければ、命に別条がない状況となります 咄嗟にうつ伏せになり頭部を保護する事で、生命維持に関わる大部分をカバーする事ができます 踏み潰されると厳しいですが、四肢の末端をもっていかれても、噛みつかれても、命は守れる可能性が高まると考えられます 救急医として申し上げれば、どんな治療も予防にはかないません 遭遇したらどうしようかと考えるよりも、遭遇しない方策を考えることが何より重要です
コメンテータープロフィール
やくしじひろまさ/Yakushiji Hiromasa。救急科専門医。空気と水と米と酒と魚がおいしい富山で医学を学び、岸和田徳洲会病院、福岡徳洲会病院で救急医療に従事。2020年から家業の病院に勤務しつつ、岡山大学病院高度救命救急センターで救急医療にのめり込んでいる。ER診療全般、特に敗血症(感染症)、中毒、血管性浮腫の診療が得意。著書に「やっくん先生の そこが知りたかった中毒診療(金芳堂)」、「@ER×ICU めざせギラギラ救急医(日本医事新報社)」など。※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。
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