補足看護師1人あたり患者何人の対応をするかで、区分があります 看護師1人で患者10人なら10対1と表現します 最も手厚いのは集中治療室の2対1 一般的な急性期なら7対1 回復期や療養だと10対1、15対1、20対1などとなります 手厚い対応には加算がつき、病院の経営の一助となりますが、当然看護師の増員、人件費の高騰が待っています 今回は、実際には看護師が足りていないのに加算だけもらっていた事案と考えられます 地方では人材募集も難しく、かと言って正直な経営をすれば、利益が出ない、人を雇えないの悪循環に陥ります この件を正当化するつもりは毛頭ないのですが、今後不正が発覚するか、正攻法で経営難に陥るかで、病院はいくつも潰れると思われます 地域医療の崩壊はこうして始まります 人は都会に集まる 医療従事者も人です
コメンテータープロフィール
やくしじひろまさ/Yakushiji Hiromasa。救急科専門医。空気と水と米と酒と魚がおいしい富山で医学を学び、岸和田徳洲会病院、福岡徳洲会病院で救急医療に従事。2020年から家業の病院に勤務しつつ、岡山大学病院高度救命救急センターで救急医療にのめり込んでいる。ER診療全般、特に敗血症(感染症)、中毒、血管性浮腫の診療が得意。著書に「やっくん先生の そこが知りたかった中毒診療(金芳堂)」、「@ER×ICU めざせギラギラ救急医(日本医事新報社)」など。※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。
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