Yahoo!ニュース

渡辺浩志

渡辺浩志

認証済み

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

報告

補足西側諸国によるロシアの資産凍結は、金(ゴールド)価格上昇の一因となっています。2022年の後半あたりから世界の中央銀行の金購入が増加しています。これは資産凍結の形でドルが経済制裁の武器となることを警戒した新興国のドル離れの動きです。新興国中銀はドル資産を売って無国籍通貨である金の購入を急いでいます。特に目立つのが中国。中国人民銀行は22年半ばから、保有する米国債を売って金を買い、外貨準備の中身の入れ替えを急いでいます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 服部倫卓

    北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

    見解ロシアがウクライナへの全面軍事侵攻を開始してから、早3度目のG7サミットである。 この間、G7は基本…続きを読む

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足ロシアの凍結資産を活用したウクライナ支援の基金を設けることが大きなポイント。G7各国の基金への貸付、…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺浩志

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)

関連リンク(外部サイト)

渡辺浩志の最近のコメント