園児の髪を強く引っ張るなど暴行疑い 26歳保育士の女を逮捕 東京・世田谷区
ABEMA TIMES
見解不適切保育。「私も危なかった」と語る保育士に出会うことがあります。その保育士らは、冷酷な悪人ではありません。むしろ、本来はやさしくて有能な人です。 労働環境の問題も大きいでしょう。保育士間の人間関係の問題も大きいでしょう。手のかかる子供が増えていることもあるでしょう。 もちろん、環境が悪ければ子供に当たっても良いわけではありません。しかし同時に、個人を責めて済む話でもありません。 保育士一人ひとりが人権意識をしっかり持つことは大切ですが、そんな理屈は十分わかっている人にも危険はあります。 十分な訓練もなく、現場に出て、人手不足と多くのプレッシャーの中で懸命に働いている保育士がいます。 子供を守るためには、保育士を守る必要があります。保育士が愛と力を失わないように、適切な教育プログラムと支援体制を作っていく必要があるでしょう。
1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。