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碓井真史

碓井真史認証済み

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

見解<「心を鬼にする」必要性> 家族支援の土台は無条件の愛情でしょう。失敗を繰り返しても変わらない家族の愛です。苦しんでる家族を放ってはおけません。他人に迷惑をかけていることも申し訳がありません。「これが最後」。涙ながらの本人からの言葉にも、ほだされます。 口では強く叱っても、結局は家族が面倒を見てしまうのもわかります。けれども、それでは本当の支援にならないのは、記事にある通りです。 ギャンブルやアルコール、借金問題等に加えて、カルト問題でもよく見るのですが、家族が最後には折れてしまい助け舟を出してしまいます。心を鬼にしきれません。 大きな問題で大ピンチなのですが、それは問題解決の絶好のチャンスになるのに、家族の「優しさ」が、せっかくのチャンスをつぶします。問題解決には、覚悟が必要です。本人が傷つき苦しまなくてはならない時もあります。 そんな苦しい決断をする家族を支えることも大切です。

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コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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