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碓井真史

碓井真史

認証済み

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

見解<みんなで良い学校に> 全国の校則の中には、外から見ると、奇妙なものがたくさんあります。 それでも、奇妙で極端な校則にも、それぞれ理由があるのでしょう。「変だからやめろ」と、その学校を責めて済む話ではありません。たとえば、ある学校では、厳しい校則などなくても問題ありませんが、すべての学校が同じではありません。個々の校則は、事情があって作られました。 長年続いてきたことを変えるのは大変ですし、守るべき伝統を安易につぶすべきではないでしょう(ごく一部の保護者のせいで伝統がこわされることもある)。 とはいえ、時間がたてば事情も価値観も変わり、校則改正が必要になることもあります。生徒も教師も、みんなで話し合いましょう。管理職の英断も求められます。その変化は、良い経験になるはずです。 昔の話ですが、私の出身高校には、制服自由化のために生徒と教師が話し合った膨大な記録が残されていました。

コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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