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碓井真史

碓井真史認証済み

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

見解奇妙な家族関係の中で起きた事件のようです。「大地容疑者が母親ら3人を支配」とありますが、同様の事件は繰り返し起きてきました。事件になる一歩手前の家族も少なくないでしょう。 世の中には、人を支配する名人がいます。暴力を使い、説得術を使い、アメとムチを使い、性を道具に使い、罪悪感も感じないで、巧みに他者を支配します(マスター・マニピュレーターと呼ばれることもあります)。 弱さを持っていて支配されやすい人もいますが、弱い人だけが支配されるわけではありません。彼らは名人なのです。誰もが被害者になり、支配から逃れることは簡単ではありません。 家族親せき、友人、仕事上の部下、偶然出会っただけの人まで、様々な人が支配されることがあります。 大切なのは、一番最初の段階です。支配のきっかけから逃げること、断ることが大切です。支配者は優しい顔で近づき、人の弱みに付け込み、支配するのです。

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コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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