Yahoo!ニュース

碓井真史

碓井真史

認証済み

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

心療内科は、本来「内科」です。ストレスなどによる体の不調(心身症)を治療します。1996年に心療内科が標榜科(看板を出して良い)として認められて話題になり、心療内科医のドラマが始まったときには、ドラマ内でまるで精神科のような治療を行うことに対して、心療内科医からクレームが寄せられたほどです。 しかし現在の心療内科は、精神科との区別があいまいな場合もあります。心療内科は心身症の治療だけを行う場ではないと語る心療内科医もいます。患者にとっても、精神科、メンタルクリニックなどよりも、しきいが低いと感じることもあるでしょう。「心療内科・精神科・神経科」と看板を出しているところもあります。 心と体はからんでいます。そしてどんな健康な人も、心身の不調をきたすことはあります。どんな健康な人も、犯罪に向かって魔が差すこともあるでしょう。心身の健康が、個人の幸福、社会の安全につながるのだと思います。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった3353

コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

関連リンク(外部サイト)

碓井真史の最近のコメント