見解高校は無償化が進んではいるものの、あくまでも授業料についての補助が中心。「あしなが育英会」の高校入学者向け給付型奨学金に、所得制限を設けても想定を超える応募があった件は、授業料の補助だけでは十分でなく、救うべき世帯があることを示唆していると言えそうです。 ただし、国の大学の給付型奨学金がそうであるように、収入だけでなく、資産要件を確認する必要があるのではないでしょうか。低所得で資産も少ない世帯こそ、本来救うべき対象ではないかと思います。
コメンテータープロフィール
<生涯永続できる家計の実現を!> マネー誌・女性誌等のライター・コラムニストを経て、独立系FPへ。講演・研修、コラム執筆や監修、個人相談などを業務としている。ライフワークとして、子どもから高齢者まで幅広く金融経済教育に携わっている。亜細亜大学ほかで非常勤講師、子どもマネー総合研究会理事を務める。趣味は講談、投資、猫に添い寝。