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鳥海高太朗

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航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

報告

解説海外旅行が伸び悩んでいる要因は、言うまでもなく円安・海外の物価高による旅行費用の高騰が挙げられる。それを象徴するようにパスポートの保有率は2019年で23%だったものが2023年は17%になってしまった。コロナ禍で期限切れのパスポートを更新しない人が続出したことが背景にある。 以前は、海外旅行へ行く予定がなくても期限前に更新をする(期限が切れてしまうと戸籍謄本など準備しなければならないものが増える)人が多かったが、コロナ禍で次に海外へ行く予定が見えない&海外旅行費用の高騰で、パスポート取得費用(10年パスポートで16000円)が勿体ない、次に海外へ行く直前で取得すれば十分ということで、それが今も海外へ行かずにいると状況になっている。一方で富裕層や海外旅行が好きな人は、旅行費用が高くても海外へ出かけている実態もある。まさしく「二極化」の状況になっている。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 橋賀秀紀

    トラベルジャーナリスト

    解説記事にもあるように、コロナ前から日本人のパスポート取得率は23,24%と高くなかった。国の大きさもあ…続きを読む

コメンテータープロフィール

鳥海高太朗

航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

航空会社のマーケティング戦略を主研究に、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究や各航空会社の最新動向の取材を続け、経済誌やトレンド雑誌などでの執筆に加え、テレビ・ラジオなどでニュース解説を行う。2016年12月に飛行機ニュースサイト「ひこ旅」を立ち上げた。近著「コロナ後のエアライン」を2021年4月12日に発売。その他に「天草エアラインの奇跡」(集英社)、「エアラインの攻防」(宝島社)などの著書がある。

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