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多根清史

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アニメライター/ゲームライター

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解説水野監督と神風動画は『ニンジャバットマン』、虚淵氏は『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』で時代劇(ファンタジー寄りですが)の経験あり、理想的な座組です。逆に原作ゲームの強度が心配になるほどですが、『Ghost of Tsushima』なら全く問題ないでしょう。 特に主人公・境井仁は正々堂々と大軍勢に立ち向かうことに限界を感じ、自ら武士道に反する「冥人」に身をやつすという屈折を抱えたキャラクターです。まさに『Fate/Zero』の衛宮切嗣を思わせる設定でもあり、虚淵ファンにとっても大いに期待できる一作となりそうです。「武士の誉れ」にこだわり続けて仁の足を引っ張った伯父・志村がどんな目に遭うのかも、注目したいところです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 斉藤博昭

    映画ジャーナリスト

    補足「ゴースト・オブ・ツシマ」は実写作品のプロジェクトも進行しています。監督とプロデューサーを務めるのは…続きを読む

コメンテータープロフィール

多根清史

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、TechnoEdgeで記事を執筆中。

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