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田中良紹

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見解会期末の内閣不信任案提出と否決は恒例行事となったパフォーマンスである。 昨年の通常国会では立憲民主党が提出した不信任案に賛成したのは共産党だけだった。反対した維新の馬場代表は「猛省を促す」と立憲民主党を批判、国民民主党の玉木代表は「野党の中で思いが一致しなかった」と言い、棄権したれいわの高井幹事長は「茶番につきあってはいられない」と言った。 その頃は公明党のハト派路線を気に入らない麻生副総裁が連立から公明党を外そうとし、茂木幹事長も同調して自公がぎくしゃくしていた。 それが今回の政治とカネの一連の動きの中で岸田総理は最終的に自公維持を選択した。それが不信任案の採決と結果の背景にある。それなら野党は協力関係を構築できるか、それが問題だ。

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  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説こうして「政治とカネ」の問題に対する岸田内閣不信任案を、反対多数で否決されたものの、野党が足並みをそ…続きを読む

コメンテータープロフィール

1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。90年 米国の政治専門テレビC-SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■オンライン「田中塾」の次回日時:7月28日(日)午後3時から4時半まで。パソコンかスマホでご覧いただけます。世界と日本の政治の動きを講義し、皆様からの質問を受け付けます。参加ご希望の方は https://bit.ly/2WUhRgg までお申し込みください。

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