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高山義浩

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沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科

報告

提言徘徊すると困るからと外出をさせないでいると、さらに迷いやすくなってしまいます。悪循環ですね。 デイサービスと自宅とを車で往復する毎日だけでなく、ヘルパーさんの付き添いによる近隣の散歩支援があると良いのです。住み慣れた風景のもとで散歩することは、認知と身体の機能どちらにも良い効果があります。ただ、どうしても介護の人手の問題に行き着きます。 技術の活用も必要です。外出した認知症者を追跡するGPSトラッキング技術は、介護保険の範疇での活用を真剣に検討すべきです。カナダやアメリカでは、認知症者に専用のブレスレットやペンダントを装着させて、位置情報を家族や介護者がリアルタイムで確認できるシステムが普及してきています。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 太田差惠子

    介護・暮らしジャーナリスト

    補足認知症やその疑いで行方不明となるのは、初期の段階で起きることも多いようです。地域の方々に、「認知症が…続きを読む

  • 宮下公美子

    介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

    見解認知症になっても暮らしやすい街づくりに住民主体で取り組んでいるある地域では,認知症になったことを近隣…続きを読む

コメンテータープロフィール

高山義浩

沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科

地域医療から国際保健、臨床から行政まで、まとまりなく活動。行政では、厚生労働省においてパンデミック対策や地域医療構想の策定支援に従事してきたほか、現在は規制改革推進会議(内閣府)の専門委員として制度改革に取り組んでいる。臨床では、沖縄県立中部病院において感染症診療に従事。また、同院に地域ケア科を立ち上げ、主として急性期や終末期の在宅医療に取り組んでいる。著書に『アジアスケッチ 目撃される文明・宗教・民族』(白馬社、2001年)、『地域医療と暮らしのゆくえ 超高齢社会をともに生きる』(医学書院、2016年)、『高齢者の暮らしを守る 在宅・感染症診療』(日本医事新報社、2020年)など。

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