見解一定所得以上を「富裕層」と表現すること自体に違和感があります。富裕層とは保有資産が多い人のことを指し、収入が多い人は高所得者と呼んだ方がいいでしょう。高額療養費なども年収1000万円台を高所得者層扱いしていますが、大手企業で働いている一定年齢を超える人は1000万円を超える人が多い印象です。私の感覚では年収3000万円を超える人は高所得と表現しても良さそうに思います。もしくは、給与所得者でも確定申告が必要な年収2000万円で線引きするのであれば納得感はあります。ただ、そもそも例外規定を設けて制度を複雑にする必要性が無いと感じます。
コメンテータープロフィール
日本人が苦手なお金を裏も表も解説します。お金の情報は「誰がどんな立場から発信したのか見極める」ことが大切。寿FPコンサルティング、ライフデザインセンター代表。無料のFP相談・IFA相談マッチングサービスとして「ライフプランの窓口」「住もうよ!マイホーム」「アセマネさん」を運営。1978年生神奈川県藤沢市出身。慶応大学総合政策学部卒業後、金融関係のキャリアを経て有料FP相談を開始。東海大学では非常勤講師として実務家教員の立場から金融リテラシー向上の授業を担当。連載:会社四季報オンライン。著書:ダンナの遺産を子どもに相続させないで。メディア出演、メディア掲載多数。
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