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高橋和夫

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

報告

補足元国務長官のポンぺオと元国連代表のヘイリーは、ともに大統領への野心を抱いている。この決断で、二人は、MAGAの「錦の御旗」を振りかざして、トランプの後継者の地位をバンス次期副大統領と争うことはできなくなった。  また、この二人は超イスラエル寄りだ。したがってイランに関して非常に強硬な立場で知られていた。なおバンスは「イスラエルとアメリカの国益は違う。イランとの戦争はアメリカの国益ではない」と明言している。  一番もちろん重要なのはトランプの発言だ。選挙前は、バイデン政権がイスラエルを抑制したのを批判した。つまりイスラエルにイランの核関連施設の爆撃をしないようにと働きかけた政策をトランプは非難した。だが、選挙後は、イランに関して、核兵器の保有は許さないと強調したものの、体制転覆は望まないと発言を変えた。二人を外して、海外での戦争を避けるという「アメリカ・ファースト」の原則を再確認した。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    補足直近ではトランプ氏を強力に支持していたが、2023年4月までポンペオ元国務長官は大統領選出馬も視野に…続きを読む

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

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コメンテータープロフィール

高橋和夫

国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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