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渡辺亮司

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米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

報告

補足直近ではトランプ氏を強力に支持していたが、2023年4月までポンペオ元国務長官は大統領選出馬も視野に入れ、トランプ氏の批判とも捉えられる発言も繰り返していた。同氏はトランプ氏が退任後、自らの邸宅「マールアラーゴ」に機密文書を保管していたことを批判。また、2023年3月開催の保守政治行動会議(CPAC)で、トランプ氏を名指しで批判しなかったが、共和党はセレブの指導者に追随すべきでないと演説。ヘイリー氏と同様にトランプ氏に批判的な政権幹部としてトランプ氏のブラックリストに含まれていたとの見方もある。 トランプ氏当選の場合、閣僚候補としてポンペオ氏が有力視されていた背景には、同氏がワシントンで自らは次期国防長官と言い回っていたためと聞いたことがある。同氏が国防長官となれば、日本との架け橋となるほか、ウクライナ紛争終結など孤立主義を掲げるトランプ氏および共和党内の勢力を抑える効果も想定されていた。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

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  • 高橋和夫

    国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

    補足元国務長官のポンぺオと元国連代表のヘイリーは、ともに大統領への野心を抱いている。この決断で、二人は、…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺亮司

米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

慶応義塾大学(総合政策学部)卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院(行政学修士)修了。同大学院卒業時にLucius N. Littauerフェロー賞受賞。松下電器産業(現パナソニック)CIS中近東アフリカ本部、日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部、政治リスク調査会社ユーラシア・グループを経て、2013年より米州住友商事会社。2020年より同社ワシントン事務所調査部長。著書に『米国通商政策リスクと対米投資・貿易』(共著、文眞堂)。コメントは個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

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