解説１回目の公判前整理手続きは、文科省の解散命令請求と重なったことから、関連付けての報道がされて騒ぎになることを避けたい被告の意向から参加しませんでしたが、その後の３回は積極的に参加して真剣に話を聞いているという報道がなされてます。 旧統一教会による高額献金などによる被害者救済に向けて、全国統一教会被害対策弁護団が第8次まで、53億円を超えるの集団交渉を行ってますが、教団側が真摯な対応をしていないために進んでいません。 山上被告が引き起こした事件も、信者である母親が家庭が崩壊するほどの高額献金をしたことによるものといわれていますので、安倍元首相を銃撃した動機の部分において少しでも早くその実態が明らかになることが求められます。 そのことが、教団側の被害救済に向けてこれまでの姿勢を改めさせ、多くの被害者が救われる道につながってくる可能性があるからです。一日でも早く公判が行われることを願います。
コメンテータープロフィール
2001年～02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」（彩図社）は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年～2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。～元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』（清談社Publico）
多田文明の最近の記事
多田文明の最近のコメント
実行犯4人全員、強盗中はイヤホン装着 指示役から音声通話アプリ通じ犯行指示か 埼玉・所沢市高齢夫婦緊縛強盗事件
TBS NEWS DIG Powered by JNN
