アレフに「資産隠し」の見方 資産報告13億円→4千万円に 公安庁
朝日新聞デジタル
解説オウム真理教は地下鉄サリン事件などを引き起こし、多くの被害者を生み出しました。すでに宗教法人の解散命令を受けて、後継団体の「アレフ」に10億円を超える賠償金の判決が確定していますが、支払いはなされていません。 報道では19年の資産報告が13億円で、直近では4千万円となり公安調査庁は「資産隠しとの見方を強めている」とのことです。 カルト思想をもった団体は、被害への責任を果たそうとしない傾向があります。 現在の旧統一教会問題についても、被害者への返金は十分になされておらず、現状のままでは資産隠しがなされる懸念があります。それだけに「アレフ」の行動は、旧統一教会問題を考える上で、重要なものとなっています。 昨年、立憲、維新による財産保全の法案は、自・公によって否決されましたが、解散命令の司法判断が近づくなかで、再び被害者が置き去りになる状況を許してはならず、再考するべき時を迎えています。
2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)
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