Yahoo!ニュース

多田文明

多田文明認証済み

認証済み

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説広瀬めぐみ参院議員の公設秘書給与を巡る詐欺事件で、国から支払われる勤務実態のない秘書の給与について「毎月引き出され、広瀬氏が受領していた疑いのある」との報道です。継続していたことが事実であれば、あまりにもひど過ぎます。 有権者によって選ばれた国会議員であれば、誰よりも国民一人一人が必死に働いて納めた血税の意味をしっかりと意識しての行動が必要なはずです。週刊誌報道がなされた時にも「広瀬氏は疑惑を否定」しており、嘘の上塗りをしたことになります。 このところ、政治の世界においてお金にからんだ、あまりにも唖然とする実態が次々に明らかになっていますが、一般論として一つの詐欺的行為をする者は、他にもそれに類するような行為をしていることが往々にしてあります。 国民は大きな疑惑の目で事件を見ています。これ以外には不正を疑われる行為がなかったかなど、今回の件も含めて議員本人からの説明が強く求められます。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった2653

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説本事案では、公設第二秘書として女性を申請し、国からこの女性に対して秘書給与が支払われていたものを、毎…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

多田文明の最近のコメント