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多田文明

多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

すでに厚生労働省は昨年12月末「宗教の信仰等に関する児童虐待等への対応に関するQ&A」で「医師が必要と判断した治療行為(輸血等)を行わせない」「ムチで打つ」の行為については、ネグレクトにあたるという通知を出しています。 またエホバの証人の宗教2世の元信者らから「輸血拒否を小さな子供にも徹底させていた」や親から言われるがままに「輸血拒否カードにサインして、首にかけて持ち歩いていた」との話もあり、命にかかわる問題でもあり、実態把握が何より急務でしたので、今回の加藤勝信厚労大臣の「団体の認識や実情等についても話を聞くことは必要」との考えは、大事な一歩となります。 旧統一教会のように、まだまだ寄せられる情報は少ないだけに、エホバの証人の児童虐待における実態はよく見えておらず、国がいかに積極的に動くかが問われています。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 江川紹子

    ジャーナリスト・神奈川大学特任教授

    ようやく、ではあるが、今回の答弁は前進と受け止めたい。輸血の必要性があるのに、親の信仰のために子ども…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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