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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

旧統一教会内にいた経験から、信者自身が当時の行動を見つめ直す為には、教会とは離れたところで考え直すことが必要です。その意味において、母親の伯父の行動は、とても頼もしく思えます。筆者自身も家族だけでなく、伯父伯母からのサポートもあり、脱会の大きなきっかけになっています。 入信時期が1991年頃で、破産後も「母親が献金を理由に度々、金を無心しに来ることがあった」の話について非常に納得します。 教会側は破産後「母親について献金など要求していない」としていますが、信者であり続ける限り、月例献金は教義上しなければなりません。 1998年が旧統一教会の正式会員になった形式上の年だとすれば、実際の信者活動は早くなりますので、その説明も会見では欠けています。 当時は92年の合同結婚式等、イベントごとが多く献金をより求められた時代ですので、その頃に母親が多額の献金をしていた実情もみえてきています。

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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