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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

これは氷山の一角と考えています。調査過程がブラックボックスになっている為に、ネット利用者を騙すような不当なNo.1広告が横行しています。 記事でも「施術満足度No.1」のアンケートを依頼した人は、施術を受けた人ではなかったばかりか、写真等を使っての印象アンケートの結果によるもので、いかに都合よく作られた表示かがよく分かります。 私たちはネット広告等を通じて、その店を利用するかどうかの判断をする機会が多くなっています。それにもかかわらず、偽った広告表示をされたとしたら、ユーザーは何をもって良し悪しの判断をしてよいかわかりません。意図的に作り上げられた、No.1の表示方法は大変な問題といわざるをえません。 今後も消費者庁には、根拠のないNo.1表示をした業者に対して、景品表示法に基づく措置命令を出してもらうとともに、私たちの側も悪質な誘導広告の存在を知り、身を守る必要があります。

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  • 牧野和夫

    弁護士/弁理士/米国ミシガン州弁護士(芝綜合法律事務所客員)

    「施術満足度No.1」の表示は、統計結果やアンケート調査など合理的なデータの裏付けや根拠が示せない場…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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