消費者庁から2社に業務停止命令(6か月)が出されました。トイレの修理トラブルも増えていますが、近年、生活の要となる所に悪質商法が付け込んでくる傾向があり、注意が必要です。 今回は、クーリングオフができるのに「受け付けられない」との虚偽事実を告げる。さらに書面でクーリングオフの書面を送っても、一部のみを返金し「正当な理由なく1年以上にわたり残額を返さなかった」とのことですので極めて悪質と考えています。 消費庁からもネット上で「数千円程度」と安い値段で鍵開けを謳う業者への注意をしています。まず電話をかけた時、どの位の金額がかかるのかを聞くようにして下さい。もし金額をはっきりと言わない時は避けた方がよいでしょう。 消費者を騙すような行為をして、利を得ようとする業者を野放しにしない為にも、高額請求に遭った時には、泣き寝入りせず「188」(消費者ホットライン)への積極的な相談をお願い致します。
コメンテータープロフィール
2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)
多田文明の最近の記事
多田文明の最近のコメント
【独自】「犯罪で得たお金を回収しました」横浜市の強盗殺人事件で新たに30歳の女を逮捕 奪われた現金の回収役か 神奈川県警
TBS NEWS DIG Powered by JNN